README.TXT File README file for TDK MusicCard (C) Copyright TDK Corp. 1996  このドキュメントには、TDK MusicCardに関する以下の補足情報が記述されています。 よくお読みいただくようお願いいたします。 ****************************************************************************** [ 1] インストール時の注意 [ 2] カード挿抜時の注意 [ 3] CONFIG.SYSの変更 [ 4] I/O IRQのコンフリクト回避 [ 5] MIDIマッパーの設定ファイルについて [ 6] SYSTEM.INIの変更 [ 7] Windows Sound System Ver2.0 互換ドライバが既に組み込まれている場合 [ 8] WAVE Config使用時の注意 [ 9] "高度な設定"について [10] ポリフォニーについて ****************************************************************************** [1] インストール時の注意 インストールする前に、お手持ちのシステムにソケットサービス/カードサ ービスがインストールされているかをご確認ください。通常はシステムに組 み込まれていますが、一部の機種ではインストールが必要な場合があります。 [2] カード挿抜時の注意 Windows中でのカードの挿抜は、なるべくハードディスクなどのアクセスが無 い、プログラム停止状態状態で行ってください。また、カード挿入/抜去は少 なくとも数秒の間隔をおいてください。 音楽再生中/WAVE再生中にカードを抜去した場合、システムが停止する場 合がありますのでなるべくお避けください。 [3] CONFIG.SYSの変更 TDK MusicCardインストーラは、DOSレベルのカードサービスクライアントドラ イバ(TDKMC.SYS)をCONFIG.SYSの最後に追加します。マルチコンフィグや、ブ ート切替えシステムをご使用の場合は、エディタでお手持ちのシステムのソケ ットサービス/カードサービスの登録行の後に追加してください。 書式の詳細は[4]を参照してください。 [4] I/O IRQのコンフリクト回避 TDKMC.SYSは、カードサービスにより使用可能と認められたI/O, IRQをTDK Musi cCard用に確保します。カードサービスがお手持ちのシステムのその他の資源に ついて認識していない場合、TDK MusicCard に他で使用するI/O, IRQを割り当 てられ、動作が不安定になる場合があります。カードサービスへの使用可能資 源の設定は、お手持ちのシステムのカードサービスのヘルプ等をご参照くださ い。また、一部のPCカード付属のユーティリティでは、カード抜去時の資源 開放を完全に行わないものがあります。この場合、CONFIG.SYSのTDKMC.SYS登 録行のパラメータで TDK MusicCard が使用する I/O, IRQを指定して、他のカ ードが使用するI/O, IRQを避けてください。 [書式] DEVICE[HIGH]=(パス)TDKMC.SYS [/IO1=xxx /IO2=xxx /IRQ=x] /IO1=xxx ... MIDIシンセサイザが使用するI/O( 200〜2F0 ) /IO2=xxx ... MIDIポートで使用するI/O( 300〜3F0 ) /IRQ=x ... IRQ No.( 0〜F ) * 指定時には必ず3つの数値を記述してください * 指定したI/O・IRQがカードサービス上で予約されている場合 は、他の資源を検索します。 [設定例] DEVICE=C:\TDKDOS\TDKMC.SYS /IO1=250 /IO2=310 /IRQ=A [5] MIDIマッパーの設定ファイルについて TDK MusicCardインストーラは、お客様が既に他のサウンドカードをご使用の 場合、MIDIMAP.CFGファイルをMIDIMAP.TD_として保存します。 元のMIDIマップをご使用になりたい場合は、次の手順でTDK MusicCard用のマ ップを作成してください。 * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * 1. ウインドウズのシステムディレクトリにあるMIDIMAP.TD_ファイルをMIDIMA P.CFGにコピーする。 * 注意: この操作はDOS上で行ってください。また、TDK MusicCardインス トーラが作成したMIDIMAP.CFGファイルも別名で保存しておくこと をおすすめします。 2. Windowsを起動する 3. プログラムマネージャの"メイン"グループの"コントロールパネル"を起動 する。 4. MIDIマッパーを起動する。 5. "新規"ボタンで新しいマップを作成する。 名前: TDK MusicCard SYNTH 解説: TDK MusicCard GM Synthesizer 等 6. 各ポートに TDK MusicCard MIDI SYNTH (内蔵シンセサイザ)または TDK MusicCard MIDI OUT (外部MIDIポート)を割り当てる。 チャンネルの変更やパッチマップは特に必要ありません。 6. 新しい設定を保存する。 * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * 一般にパソコン通信等で入手可能な標準MIDIファイル(.MID)には、1本の ファイルで Extend GMセットと Basic GMセットに対応したものがあります。 この場合チャンネル1〜10とチャンネル11〜16にそれぞれのセットに対応した データが入っています。この曲の場合、リズムセクションがチャンネル16にも 割り当てられているため、MIDIマッパーでチャンネル16をディスエーブルする ことで曲がきれいに聞こえる場合があります。 [6] SYSTEM.INIの変更 TDK MusicCardインストーラは、SYSTEM.INIで他のWAVE/MIDI/AUXドライバーを コメントアウトします。必要に応じて他のサウンドカードとの同時使用が可能 です。その場合、midi=, midi1=, midi2=,...等デバイスにNo.をつけてくださ い。 [例: system.ini ] . . . [drivers] timer=timer.drv midimapper=midimap.drv ;midi=xxxxxxx.drv | ;wave=xxxxxxx.drv |<--- インストーラがコメントアウトしたドライバ ;aux=xxxxxxx.drv | midi=tdkmusic.drv | wave=tdkmusic.drv |<--- インストーラが追加したドライバ aux=tdkmusic.drv | . . . 他のカードと同時使用の場合次の様に変更します。 . . . [drivers] timer=timer.drv midimapper=midimap.drv midi=xxxxxxx.drv | ;wave=xxxxxxx.drv |<--- インストーラがコメントアウトしたドライバ ;aux=xxxxxxx.drv | midi1=tdkmusic.drv | wave=tdkmusic.drv |<--- インストーラが追加したドライバ aux=tdkmusic.drv | . . . [7] Windows Sound System Ver2.0 互換ドライバが既に組み込まれている場合 TDK MusicCard ドライバは Windows Sound System Ver2.0 の ミキサーAPIに 対応しています。 お手持ちのシステムに"MSMIXMGR.DLL"が組み込まれている場合、[drivers]セ クションにmixer=を追加することで、Windows Sound System Ver2.0対応のミ キサーアプリケーションでTDK MusicCard ドライバのボリュームコントロール が可能です。 [例: system.ini ] . . [boot] . . drivers= mmsystem.dll msmixmgr.dll <----確認 . . [drivers] timer=timer.drv midimapper=midimap.drv midi=tdkmusic.drv wave=tdkmusic.drv aux=tdkmusic.drv mixer=tdkmusic.drv <----- 追加 * 注意: Windows Sound System Ver2.0互換ドライバのミキサーのみが残っている場合、 エラーが発生することがあります。Windows Sound System Ver2.0互換ドライ バのWAVEドライバと同時に使用するか、TDK MusicCard ドライバを組み込む ことで回避できる場合があります。 [drivers] timer=timer.drv midimapper=midimap.drv mixer=xxxx.drv <-- このようにミキサのみ残っている場合 ;wave=xxxx.drv エラーが発生する midi=tdkmusic.drv wave=tdkmusic.drv aux=tdkmusic.drv [修正例] ;mixer=xxxx.drv <-- xxxx.drvのミキサをはずす ;wave=xxxx.drv midi=tdkmusic.drv wave=tdkmusic.drv aux=tdkmusic.drv [修正例] mixer=xxxx.drv wave=xxxx.drv <-- xxxx.drvのWAVEを使用する midi=tdkmusic.drv wave1=tdkmusic.drv aux=tdkmusic.drv [修正例] mixer=xxxx.drv ;wave=xxxx.drv midi=tdkmusic.drv wave1=tdkmusic.drv aux=tdkmusic.drv mixer1=tdkmusic.drv <-- TDK MusicCardミキサドライバを使用する [ 8] WAVE Config使用時の注意 WAVEの再生方式を選択する場合は、"TDK MusicCardコントロールパネル"で ロードされているサウンドフォントを全てクリアしておいてください。 また、"高度な設定"では必ず"WAVEを使用する"にしておいてください。 [ 9] "高度な設定"について "TDK MusicCardコントロールパネル"の"高度な設定"で、TDK MusicCardの WAVEの使用を禁止することができます。"WAVEを使用する"場合、Musi cCard内のメモリーを数パーセント使用しますが、サウンドフォントが大 きすぎてロードできない時に、"WAVEを使用しない"設定にすることで ロードできる場合があります。 また、WAVEドライバとしてTDK MusicCardドライバ以外を使用する場合は "WAVEを使用しない"設定にしてください。 [10] ポリフォニーについて TDK MusicCardでは32ボイス同時発音可能ですが、通常2ボイスをAUX用に使 用しています。"TDK MusicCardミキサー"でAUXをミュートした場合は、この 2ボイスもMIDI再生に使用することができます。 注: 音色によっては、1音で2ボイスを使用するものがあるため、32音同時 発音ができない場合があります。 WAVEの録再時には10ボイス程度をWAVEの録再に使用するため、MIDI再生 で使用できるボイス数は約20となります。